職人型内容証明仕掛人の方法論 ! 第134号
平成28年9月14日発行
職人型内容証明仕掛人が一発解決目差す合法的仕掛け作りのノウハウ。
今回の目次
□ フィッシング詐欺という「なりすまし詐欺」
これまで「なりすまし詐欺」の典型は、オレオレ詐欺でした。
名簿を見て孫や息子になりすまして電話を掛けて来て、トラブルの発生で至急現金が必
要になったと云い、振込ませたり、宅急便で送らせたり、取りに行ったりするのがオレオレ詐
欺です。
最近の「なりすまし詐欺」では、警察官、市役所や裁判所の職員、銀行や団体の職員など
になりすまして電話を掛け、キャッシュカードやクレジットカードを取りに行き、暗証番号を聞き
出すというタイプが現れています。
直近では、銀行になりすましてメールを送信しウィルスに感染させ、本物の銀行のサイトと
そっくりのフィッシングサイト(偽サイト)に誘導してネットバンキング用のログイン情報を入力
させるというフィッシング詐欺が横行しています。
銀行系フィッシング詐欺の手口には、以下のようなものがあります。
1 「登録変更完了のお知らせ」というタイトルで「パスワードを変更した覚えがない場合は盗用である可能性
が高いので、Webサイトで確認しましょう。 差出人ゆうちょダイレクト」というメールが届く。
URLをクリックするとフィッシングサイトが開かれ、ログイン用契約番号、パスワードを入力さ
せて登録情報を盗む。
2 ○○銀行の職員を名乗る電話があり、「口座が不正に利用される恐れがある」「インターネットバンキング
のセキュリティ強化が必要」などと説明し、ネットバンキング契約番号、パスワードなどを聞き出して、口座
から勝手に振替て不正に引き出す。
3 ○○銀行を詐称して「振込の受付完了」などの件名でメールを送信し、添付のZIP形式のファイルを開かせて
ウィルスに感染させ、フィッシングサイトからログイン用契約番号、パスワードを入力させ、
登録情報を盗む。
ところで、銀行の本物のサイトではURL表示部分が緑色になっています。
ネットバンキングへのログインなど重要な情報の入力画面では、SSLという暗号化技術
が利用されており、URL表示部分を緑色に表示することでその利用を示しているのです。
ですから、URL表示部分を緑色に表示されていなければ、フィッシングサイトと疑っていいのです。
次に、ネット通販でクレジットカード決済する場合、カード名義人、カード番号、有効期限のカード券面に記載
されている情報があれば利用可能で、パスワードまでは必要ありません。
その為、クレジットカード不正使用が急増しており、平成26年は105億円の被害が発生しています。
クレジットカードの所有者はクレジット会社からの請求をチェックする習慣を付けて、もし身に覚えのない
請求を見付ケたらクレジット会社に支払停止の抗弁を主張することで支払いが免責されます。
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