情報のコーディネーター 第138号
令和3年5月31日発行
窮すれば通ず。 情報こそ反転の力なり。 コトバで心の壁を破れ。
今回の目次
□ エアロゾル感染とマスク
これまで、新型コロナウイルスの感染経路は、接触感染と飛沫感染とされていました。
しかし、今年の春からWHOとCDCは、エアロゾル感染が感染拡大の主因であり、接触感染
のリスクは低いと修正するようになっています。
エアロゾル感染とは何か。
エアロゾルとは、空気中に漂うウイルスを含んだ微粒子のことです。
感染者の呼気やせきと共に口や鼻から出たエアロゾルは、湿度や気流次第で2メートル以
上も移動することが分かったのです。
それまでは感染者が出す飛沫は、数秒で地面に落ち、2メートル以上飛ぶことはないと
されていました。
だから、レジの行列や会議などで人と人の間隔を2メートル離すこと(ソーシャルディスタン
スという)や、クラブなど3密と呼ばれる場所(濃厚な接触のある場所)の利用自粛が推奨され
たのです。
しかし、2メートル以上間隔を開けていても換気の悪い会議室、更衣室、飛行機内などで
集団感染が相次いで発生しており、その原因は長く浮遊し中々落ちないエアロゾルとしか
考えられなくなったのです。
昨年、新型コロナウイルスは腸から体内に侵入するタイプなので、便に付着して人に移る
からトイレやドアノブが主な感染経路だと主張し、マスクの着用はあまり意味がないとする学
者がいました。
しかし、エアロゾル感染が感染拡大の主因ということになれば、マスクの着用はもとより、
換気も飲食店のアクリル板も重要な対策ということになります。
新型コロナウイルス感染症は、感染力が6倍になった風邪のウイルスと云われます。
人体にとってそんなに怖くない感染症だとしても、パンデミックにより人類がこれまで経験し
たことのない地球規模の経済的損失を発生させています。
特別な制限などせずに集団免疫に任せるだけでよかったのかは、まだ分からないと
いうところなのかもしれません。
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