情報のコーディネーター  第85号
           
    平成25年6月28日発行
                 窮すれば通ず。 情報こそ反転の力なり。 コトバで心の壁を破れ。

                         今回の目次
                 □  SEO対策の基礎中の基礎
 

    
 最近、多くの被害者を出したホームページリース提携商法が、クレジット提携商法にシフトして生き残っ
ているようです。  何れもケーキ屋さんとか飲食店などの中小零細事業者がターゲットにされています。

 この商法は催眠商法の一種で、購入者は売上アップのバラ色の夢を描いてしまうのです。
しかし、実際にはネットショップの売上が月3000円位がせいぜいで毎月の支払い4万円には遠く及ばず
騙されたと気付かされます。

  結局、これらの悪徳業者は150万円位の高額なネットショップ販売の教材(リース契約の場合は顧客管
理ソフトなど)のクレジット契約(リース契約)を取付けることだけに狙いがあるのであって、ホームページ完
成後のサポートなどは初めから飾り程度にしか考えていないのです。

  こんな業者に騙されることは実に残念なことです。  悪徳業者というのは大抵が訪問販売業者ですか
ら、二度と訪問販売業者とは契約しなと肝に銘じるべきです。


  さて、今日のテーマであるSEOですが、勉強すれば自分でもかなりのことが出来ます。   私はホーム
ページを開設して13年になりますが、ホームページは全て手作りですし、SEOも殆ど自分でやっています。

 それでも上位表示を達成して行政書士業務の依頼は全てホームページから来ます。   ホームページ
というのは更新が命で、これに手を抜いていると、ある日突然順位が下がって慌てることがあります。

 そんな時、私はホームページの大幅な改訂をやり、また検索エンジン一括登録500とかの業者に依頼し
たりして来ました。  しかも、その費用は廉価なものです。

 今ではこういう一括登録がスパムに見なされることになって、専門業もはいなくなりました。

 中小零細事業者にとってホームページは広告塔として必要不可欠なツールです。   以下では常識と
して当然持っているべきSEOの基礎知識を整理しました。

  また、2013年頃からグーグルのアルゴリズムが根本的に変更されました。   簡単に云いますと、
被リンク数・ページランクから、コンテンツの質に変わりました。  2016年からはベージランクそのも
のが消滅しました。  新しいアルゴリズムを今すぐに勉強されて下さい。
 


1 <title>〜</title>にタイトルを入れます。

   WebサイトのHTMLソースの、<head>〜</head>内にある<title>〜</title>にキーワードを含んだタイトル
 を入れます。  IBMホームページビルダーで作成しますと自動的には入りませんので自分で入れ
 る必要があります。  

 
   ここに記載されたキーワードは、ロボット型検索エンジンに最も重要なキーワードと認識されます。

2 <head>〜</head>内に以下のタグを挿入します。

   <meta name="description" content="ここにはホームページの説明文を記入し、
   < meta name="keywords" content=" にはキーワードを5つ程度記入します。

3 内部リンクをします。

   トップページと他のページを相互にリンクします。   リンクを設置する際に「トップ」「戻る」「HOME」など
 のリンクテキストではなくキーワードを含んだリンクテキストの方がSEO対策に有効です。

   ページを沢山作成してトップと相互リンクすることがSEO対策になります。  各ページの上部には
 「パンくず」というリンク(サイトの中の位置を示すコーナー)を
 設置します。

4 更新をこまめに行います。

   ロボット型検索エンジンは新しい情報を好みますから、頻繁に更新を行っているページの方が上位に
 表示されやすくなります。   コンテンツを充実させる更新を心掛ける必要があります。

5 サイトマップを作成します。

  サイト内の構造が分かるサイトマップを作り、サイトマップではリンクテキストでそれぞれのページとリン
 クします。

6 検索エンジンに登録をします。

  ネット上にある無料の検索エンジン登録を利用してグーグル、ヤフーその他に登録します。  それを
 しない限り絶対に検索エンジンの検索で表示されることはありません。  

   トップを登録するだけでなく、全てのページを登録することが必要です。  そうすれば、トップの順位が
 下がった時でも他のページが上位表示されれば十分補完出来ます。

   なお、今では業者が販売している検索エンジン登録500とかリンク集1000などの被リンク数を増やすの
 が目的の多量自動登録サービスは、スパムと認定されるようですから止めるべきです。

7 自然なリンクを増やし、ブログを発行します。 

  最近、グーグルのアルゴリズムが大きく変わり、質が高く役に立つ情報を多く含むホームページを評価
 して上位表示しようとしています。

  今年からは「オーサーランク」という評価基準がクーグルで採用されています。  「オーサーランク」と
 は、文章の書き手をランク付けし、高い専門的知識に基づき論理的な文章を書いていると判定された人の
 コンテンツを上位に表示しようというものです。

   今では相互リンクがスパム扱いにされていますので、自然なリンクを少しずつ増やします
  ブログを発行して記事を毎日のように書くことは、有効な内部対策となります。


8 ソーシャルコンテンツを設置します。

   facebook、いいねボタン、OGPなどソーシャルコンテンツを設置して、検索エンジン以外からも トラフィ
 ックを呼び込み、自然なリンクも増やせるようにする
のがこれからの有効な内部対策となります。

9 ディレクトリに登録します。

   大手ポータルサイトのカテゴリーに登録することで質の高いリンクを獲得し、リンクポピュラリティの向上に
 有効です。

   ディレクトリ登録サービスはYahooビジネスエクスプレス、Jエントリー、クロスレコメンドなどがありますが、
 費用は3万〜5万円程度掛かります。


    これらSEO対策の基礎中の基礎は、自分一人でも十分やれることです。



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