インターネット行政書士のフロンティア戦略　　第85号　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　平成23年2月18日発行　
　　　　民事法務のフロンティアに鉱脈を目差すインターネット行政書士のマインドと戦略。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今回の目次
　　　　　　　　　　□　カリスマ行政書士M氏の方法論



　行政書士のM氏は「10年間稼ぎ続ける行政書士の成功ルール」という本を出版され
ました。　　　開業後10年を迎えるM氏の集大成というべき本で、行政書士なら新人や
ベテランを問わず参考になる本です。

　 実をいえば私はM氏から多大な影響を受けて来た一人であり、開業時にM氏の最初
の本「行政書士になって年収1000万円稼ぐ方法」を手にしていなかったとしたら今頃
どうなっていたか分かりません。

　 年収こそ遠く及びませんが、私はM氏の方法論を内容証明業務に応用してやって
来たことでどうにか皮一枚で繋がっているのです。
　今日はM氏の方法論について少し分析してみます。

　 M氏の最大の特徴を簡単にいえば、インターネットによる集客術にあります。　
有益情報満載のホームページを作成している他、メルマガ、ブログでも情報を発信
しています。
　
　 これら最先端を行くツールを誰よりも早く使いこなし、また法改正に敏感に反応して
これは伸びそうと思った業務に全てを集中させて行くのがM氏のやり方なのです。　　
また特化した業務の本を必ず書いており、既に出版された本は数冊になります。

　 特化業務の最大の成功例は1円会社設立でこれは申請全体の三分の一をM氏の
事務所が占めたという程の当り業務になりました。
　　
　 近年の特化業務は千年も遡る家系図の作成です。　　　しかし、今後は遺言書業務
に進出する予定という。　　　このように3年毎位にメイン業務を変えて行くのもM氏の
大きな特徴なのです。


　 さて、私はこの7年間ホームページの充実に精魂を傾けやって来ましたが、未だに
事務所の前に行列が出来.たなどという経験はしていません。　　
　私は柳の下の二匹目のドジョウを狙っていたのでしょうか。　　

　 全く否定出来ないとしてもM氏の成功が偶然の結果だったとは到底思いません。
インターネットによる集客、ホームページに有益情報を書き尽くす方法は普遍性のある
方法論であり、決して間違っていないと思います。

　 それらを誰よりも早く最も旨くかつ情熱的に使いこなしたことでM氏だけがダントツに
成功し得たのだと思うのです。　　　もちろん、根っこを押さえるということもやっています。　
1円会社設立では起業家育成のNPO法人と提携して見込み客を囲い込んでいます。

　 これからやる遺言書業務ではどうやって根っこを押さえるのか、どんな新商品を開発
するのかには興味津々たるものがあります。

　　M氏はこれまで行政書士の誰もが示して来なかった食える行政書士になる為の
方法論を示し身を持って結果を出した20年に一人のカリスマ行政書士であることは
間違いありません。
　　　　　　　
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