行政書士もぐもぐ......自分流情報発信 第9号
平成15年10月12日発行
今回の目次
□ 改正すべき法律が改正されないことの弊害
□ 事務所便り
□ 改正すべき法律が改正されないことの弊害
横須賀地方も秋色が目立ちます。今回は珍しく隔週の配信です。
これまで少し理屈っぽいことを書いて来ましたので、
今日は原点に返ってエセ―風に書こうかと思います。
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現代の日本は、欧米と少しの遜色も無い法治国家です。
何でもまず法律ありきです。
しかし、日本人の意識として、法律への関心はそんなに
高くないのではないか・・・・。
なぜそうかというと、一度作られた法律は中々改正されないからです。
民主主義ですから、現状との齟齬(法律と現状がフィットしていない)
が生じたらいくらでも改正していいはずなのです。
しかし、現実は中々そうは行きません。
国民の声が弱いのか、届かないのか、国会や政府が改正や新法に
動き始めるのは、ずっと後になってからというのが実に多いのです。
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一般の市民社会の中にも、
大先輩を相手に、「法律の解釈ではこうだ、ああだ」という話をすると、
「あんたは学者か」などと、一発くらったりする風土が確かにあります。
要するに、「法律の条文はこうだが゜、現状はこうだ」とかいう議論は、
法律家とか学者がすればいいというのです。
結局、法律が頭にないので、つい自分の行為を正当化してしまい、
最悪の場合は、逮捕されていたということもあるわけです。
法律に違反すれば逮捕されることもあるわけですから、
やっばり無関心ではいられないのが法律なのです。
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私が一番ムットすることは、現状とはとっくに合わなくなっている法律が、
いつまでも改正されず放置されたままになっていることです。
私から見ると、弁護士法72条もそのひとつです。
法律事務というのは、何も弁護士の独占業務ではありません。
他の士業法でも、法律事務は一部解禁されています。
他の士業者が業として行う法律事務に付随して、
裁判関係の事務が派生することもよくあることです。
しかし、弁護士法72条のからみで、人によって、
「出来るとか、いや出来ない」とかの議論が尽きません。
事実として、法律事務は弁護士の独占事務ではないにも拘わらず、
一般の人が弁護士法72条を素直に読むと、
法律事務は弁護士の独占事務であるかのように読めるからです。
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この結果、先のような議論が尽きず、極めて残念なことですが、
他の士業者が自分の業務範囲を狭く捉え、それに閉じこもり、
正当な業務の範囲内と思われる法律事務まで、
自粛してしまうということが起っているのです。
これが、弁護士法72条が改正されずに放置されていることの弊害です。
はっきり言ってこれは、国政担当者の怠惰以外の何者でもないでしょう。
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これでは、市民にとって利便性のある法的サービスとはなり得ません。
現在、弁護士は数が少な過ぎる上、都市部に集中していて、
到底一般市民に身近な存在とはなっていません。
市民の一番身近にいて何でも気楽に相談出来るのは、行政書士です。
弁護士を尋ねてノコノコ出かけて行く程でもないという案件は、
結構多いものです。
中には、内容証明郵便一通で解決する事件もあります。
行政書士に依頼すべき案件とは、要するにそんな案件と思ったらよいでしょう。
行政書士も長い歴史があり、それなりのノウハウの蓄積があります。
ですから、泣寝入りしそうで困っている人は、
行政書士にまず何でも相談して見て下さい。
必ず、相談してよかったという結果や回答が得られるはずです。
□ 事務所便り
当事務所のホームページを開設したのが、5月上旬。
その後、遺産相続や資本金1円会社の設立のページを追加したり、
メルマガも3つ発行しましたが、アクセス数は3ケ月経ってやっと1000でした。
無理もありません。グーグルで検索して見ると、
ホームページのタイトルが、無題となっているではないですか・・・。
ソフトは、IBMホームページ・ビルダー7ですが、
これを使うと無題としか出ないことが分りました。
某SEOの技術者から有難いご指導を受ける機会があり、
8月に入ってやっとHTMLの修正を行いました。
同時に、SEO(検索エンジン最適化)の伝授を受けました。
8月はこのSEOに従って、ホームページのリニューアルに取り組み、
9月上旬にアップロードしました。
最近のグーグルの反応は意外と早く、
現在月1000のアクセス数になっています。
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私にとって8月が、インターネット元年です。
相談メールは時々入りますが、スタートダッシュなんて夢のまた夢です。
今年はインターネット・ショッピングの元年になると、予言する人もいます。
行政書士の仕事が、もう少し世の中に知られて、
法的サービスが受けたくても受けられず、
泣寝入りをしている不幸な人の一助になればという願いから、
私は法律的な情報を発信し続けています。
悪徳商法の被害に遭われクーリング・オフを行使したい方、
契約の中途解約したい方、マンションの賃料値下げを要求したい方、
多重債務を解決したい方その他何でも構いません。
今そんなに忙しくありませんから、1件1件丁寧に対応することが出来ます。
メールで何度でもやり取りして、解決まで全力で支援致します。
どうぞ、ご気軽に街の法律家行政書士を、もっともっと活用して下さい。
※ ご感想・ご意見をお寄せ下さい。
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発行者 : 行政書士 田中 明 事務所
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